崖の町。

◎4月9日(木)

 本日は晴天。長崎県佐世保へ家旅です。九州道鳥栖ジャンクションから長崎
方面へ車を走らせること2時間ちょっと。到着したのは港町佐世保でした。

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 このウォーターフロント的な光景がいかにも佐世保ですね。
 車を走らせていると灰色の軍艦も目に飛び込んできます。佐世保というと横
須賀同様にこんなイメージがまずは浮かび、次に佐世保バーガーということに
なるのではないでしょうか。
 木曜日ということもあってか、このウォーターフロントエリアはそれほど人
出もないようでしたが、賑わいを感じたのはアーケード街です。

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 大阪の心斎橋筋ほどに耳をつんざく喧噪に包まれているわけではありません
が、ほどよい人口密度が通りを満たしています。

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 老舗の喫茶店で、二代目マスターが語るその店の歴史(親父と反目して一旦
は店を飛び出したものの何故か今はここに舞い戻っている的な・・)に耳を傾
けつつ昔ながらの味わいがする珈琲をストレートで。

 と、ここまでは単なる旅レポですが、本来の目的は家旅です。
 今回は仲間の工務店さんからの紹介で、〝ある問題に直面している建主さん〟
のご相談にお応えするために、その敷地を拝見&ヒアリングに来たのでした。
「ハウスメーカーに依頼したらかなりの予算オーバーだったんです」というの
が建主さんの第一声。そんな予算は無いし、でも家はハウスメーカーに依頼す
るしかないと思っていたし・・・・。それにね・・・この敷地で上手く家が建
つのか、よく解らなくなって。
 と、ご案内いただいたのが、南面が崖という住宅と商店が混在する一画だっ
たのです。おおー!目の前のこの崖! 光、降り注いでますからー!

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 実は、佐世保は港町であると共に崖の町でもあるのです。それは長崎も同じ。
数年前に起こった長崎の大水害も、擂鉢状の大地に降った大雨が崖から港へと
なだれ込んで引き起こされたものでした。
「今は50段の石段を登った先の家に住んでるんだけど、この歳になるとさすが
にコタエルから・・・。平地に土地の売りが出たんでサッと買ったんです」と
建主さん。
 その土地が25坪。建ぺい率60%、容積率が200%です。しかも南面が崖地!
さあ、どうする? どうしよう! 目標予算は? ほー、1000万円台ですね!
確かに、無理をされてはいけません。老後のライフプランは余裕があればある
ほど安心ですから。しかしこの崖、見事ですね。なんだかお城の石積みに生え
てるような濃い緑色をしたコケのようなツタのような植物や、小さな白い花ま
で咲いてるし。あっ、どうやら僕はこの崖に魅力を感じているようです。しか
しそれは僕だけではないようで、同行していた建築家も目を輝かせています。
プ、プラン、提案しましょう。まずはもっと詳しいお話を!
 というわけで、僕らは建主さんに詳しいヒアリングを決行したのでした。
『崖の町ー佐世保のまさに崖に向かう小さな家』の家旅話はまたいずれ。でも
予算厳しいし、敷地狭いし、でもでもそれ以上に面白いプランができそうだし。
今回はそんな嬉悩ましい家旅でした。

2015-04-22 | Posted in 365day's gallery, 旅に向かうNo Comments » 
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