障子考

障子は陰影の美であり、断熱の技です。

この日は、リフォームした和風住宅のお引き渡し。
ダイニングの先に土間を設け、土間と板間の間に障子を入れました。

IMG_5527_tabi1

これだけで、土間からの熱の侵入を穏やかに遮ってくれます。
障子の断熱性能は、侮れないのです。

それに、この光を透過させる美しさ。
日本ならではの美学が、そこに宿っています。

2015-09-15 | Posted in 365day's galleryNo Comments » 

解りやすく、解りやすく。

◎7月25日(土)

図面で電気配線の説明を行う建築家。
そこに、手書きのアイコン解説が!

IMG_4656web

解りやすく、解りやすく。
そんな建築家の思いが伝わってきました。

これだけ丁寧に説明しても、図面って、なかなか理解できないもの。
特に、どこにどれだけコンセントが必要か、スイッチはどこに置く? なんて
ことは即座には想像さえできないもの。

でも、想像するしかないんです。
大いに想像しまくりましょう!

2015-09-02 | Posted in 365day's gallery13 Comments » 

二つの希望

7月20日(祝)

この日は二つのプレゼンテーションを行いました。

“ñ‚‚̊ó–]

あれれ? と思われた方は鋭い!
上下のプランは全くテイストが異なります!

IMG_4627web

こちらは、モダンな外観ですね。
箱の体裁を持っています。

IMG_4632web

こちらは、風情ある民家風。
スタンダードな家の概念にあるタイプです。

しかし、いずれもユーザー参加型デザインで設計アプローチしているのです。
モダンな方は、最近行った『家づくりエクササイズ』で建主自らが手づくりした模型を
元に、建築家がデザインしました。

これは、二つのデザインであり、二つの希望です。

翌21日に食べたピザ。
二つの希望でオーダーして、こんな欲張りをしてしまいました。
これは、食べ物だから許されること? グルメには邪道と怒られそうですね。
IMG_4643web

2015-09-02 | Posted in 365day's galleryNo Comments » 

Quality of Japan

◎7月18日(土)

 福岡県宗像市に25年前に建てられた『宗像名残荘』。
 ご縁があって、この建物の新たなる主人探しのお手伝いをしました。
 この日はその特別ご案内会です。

IMG_5439web

 この住宅は故白井晟一氏に師事した建築家の柿沼守利氏が設計された建物で、
 モダンと伝統様式が融合した『力強い数寄屋』とも呼ばれたものです。
 このアプローチからして、一般的な住宅とは異なります。

IMG_5427web

 小熊笹を足下にして赤松を配した中庭と柔らかな陽光を返す池が、
 燻しタイルを貼った廊下から犬走りの先へと繋がっています。
 栗材を使った丸柱の列が陰影の中に浮き立って見えます。

IMG_5404web

 ご案内会では、建築家の柳瀬真澄さんにご協力をいただき、
 白井晟一氏に関するレクチャーや建物探訪などを行いました。

 日本の上質を極めたこのような建物を多くの方にご覧いただく機会を得て、
 大変感謝を感じ、また大いに学んだ一日でした。

2015-09-02 | Posted in 365day's galleryNo Comments » 

こころの店.1

◎7月17日(金)

 この日は小さなお店の誕生でした。

IMG_5356web

 福岡市中央区大手門にオープンした美容室 FIGUE(フィグ)。
 〒810-0074
 福岡市中央区大手門1-9-31 2F
 TEL:092-732-3901

古いカフェを再利用した美容院です。
 なんとも言えない独創的なレトロ感が漂っています。

IMG_5373web
IMG_5379web

 1Fには、人気のワインカフェ、Cro-magrnon(クロマニョン)さんもあります。
 そのお店からのケータリングも入れて、いざオープニングパーティ!

IMG_5396web

 オーナーのほがらかな人柄と確かなスキル。
 人が集まり、新たな輪をつくる。
 そんな『こころの店』の誕生です!

2015-09-02 | Posted in 365day's galleryNo Comments » 

これでいい家。

◎7月11日(土)

 家づくりが〝自由!〟であることを伝えるために生まれたようなこの家!
 ビッグスモール(偉大なる小ささ)とネーミングしました。
 なんと延床面積16坪。
 でもタテヨコともに伸びやかにデザインしているから、本当に広々感が
 あるのです。
 この日は、この家の完成見学会でした。

MVK_7029web
 切り妻屋根をしたシンプルな外観です。夕景のブルーバックに映えますね。

IMG_5316web
 2階ロフトからダイニングとキッチンを見ました。

IMG_5324web
 ロフトは書斎や収納に使えますが、天井高さをアップすれば、そのまま2階
 建てにもなります。

IMG_5352web
 カーペンターが造作した棚です。
 棚やキッチンの造り方も、実は自由! なのです。

 ビッグスモールの詳細については、後日!

 お越しいただいた方皆さん気に入っていただいた〝フリーウォール〟という
 新しい提案もあり、大きな反響をいただきました!

2015-09-02 | Posted in 365day's galleryNo Comments » 

未来のある日。

◎7月9日(木)

 例えば、こんな風景を前にして、あなたならなにを想うでしょう?

IMG_4589web
 ここは何処?
 ここに暮らしたい。
 田舎にはちょっとね・・・。

 いろんな想像があっていいのだと思います。

 私たちはいつも「未来のある日」を想像しながら生活しています。
 選択肢を前に考察をめぐらす時にはなおさらです。
 つまり、家づくりも同じなのです。

 以下は、ある建主さんとのメールのやりとりです。
 図面を読んで、未来のあるシーンを想像することの大切さをお伝えしようと書いたものです。

図面を細かく見ました。

2階トイレに関する外観は全く問題ないと思います。
子ども部屋などを設ける際に天井高さを確保するようにこのようなドーマー窓に
することがありますが、その際には突き出た部分の屋根と壁を他の屋根と同じく
ガルバリウムにするのですが、質感が同じ板金仕上げなので、違和感はありませ
ん。そのガルバリウムを銀黒色にして窓枠の幅を少し広めの白色とすれば、その
色のコントラストが意匠の一つになるのではないでしょうか。
ただし、あくまでも屋根をすっきりと見せたい、シンプルなインパクトが欲しい
と言う場合は元通りの窓のない勾配屋根にすべきでしょう。その際は、トイレの
位置も元通りで、クローゼットの使い勝手も元通りだと思います。
もう一つこの西側の位置にトイレを設けることの意味を考えると、そうすること
で明るいトイレになるし、ドーマーの上部に高窓を設けると、夏はその窓を少し
開けてあげることで煙突効果が生まれ、1階から上がってきた暖気がその高窓を
介して外部に抜けていくことが考えられます。トイレのドアを少しアンダーカッ
トしてあげれば効果は高まることでしょう。前回同様の位置にトイレがある場合
は北向きの位置なので、明るいトイレではなく、落ち着いた感じになるのではな
いでしょうか。
以上のように思いました。

その他で気になったのは、やはり洗面脱衣室の前の開口部を小さな窓にするか、
掃き出し窓にするかという問題です。階段前の縦格子は良いと思います。

洗面脱衣室でどのようなシーンが浮かぶか考えたいと思います。

朝です。
顔を洗って、歯を磨きます。
キッチンからは浴室のドアが見えています。お風呂の換気の関係で夜寝る時にト
イレと洗面室の間の間仕切りを開けておいたからです。
キッチンからちょっと遠くに浴室が見えるとき「我が家って広いんだなあー」と
感じます。
なんだか開放感に包まれながら素足で洗面室へ行きます。
両手で冷たい水をすくって顔を洗い、それでかなり目がさめます。
歯ブラシに使い慣れた歯磨き粉をつけて、口に入れ、三面鏡を見ながら、自然の
ややさきを感じて振り向くと、なんと窓越しのウッドデッキに鳥が来ています。
それが縦型ブラインドの隙間から見えたので、そっと近づいていって、ブライン
ドに手をかけた瞬間に鳥は飛び去ってしまいます。なんだか、ほっとした気持ち
になって、ウッドデッキに出ると、今日はいい天気です。
心地いい風が吹いています。ウッドデッキに置いてあった木の椅子に腰かけて歯
磨きを続けていると、ダイニングから子どもたちが出てきます。早起きした子ど
もたちは「おはよう!」と元気な声を出してデッキに出てくると小さなベンチに
座って・・・・・・・。

開口部を掃き出しにするというのは、こういう暮らしをイメージできるからです。
もちろん、反論があります。脱衣室を大きな窓にするのは不用心で落ち着かない!
その通りです。特に女性の大半はその意見に賛成することでしょう。
しかし、添付写真のような縦型ブラインドをつけて脱衣室を使用している時には
閉めておくだけで外から見えなくなるのも事実です。南側の隣地との境界に木塀
を立てるともっと安心です。

私だったら、開放感と自然な回遊性を選びます。ウッドデッキを洗面脱衣室の前
まで延長したのはこのような生活シーンを実現するためでもあったのです。

でも決めるのは建主である◎◎さんたちですよ〜!
私はできる限り未来のシーンを伝えることができればと思っています。

そして、そんな開放感を味わえば味わうほど、小さな子どもたちの感性も伸びや
かになるものと私は思っています。常識の器の中では常識に従った感性しか育た
ないけれど、新しい可能性を持った空間ではインターナショナルな新しい感性が
育まれるような、大袈裟に言えばそんな風に感じています!

2015-09-02 | Posted in 365day's galleryNo Comments »