軽井沢FLAT

◎6月26日(金)

 軽井沢で進行中のフォレストバーンFLATが棟上げを迎えました。
 まさに全国を〝旅する家〟FLATです!!

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 軽井沢ではほぼフラットに近いような陸屋根の家を建てることはできません。
屋根勾配をきちんと取る必要があるのです。それに最低限の軒の出も規制され
ています。
 そこで、今回は建主のM様との協議の上で、このような寄せ棟の屋根としまし
た。降雪のことに加え、自然が多い環境では樹木の葉っぱが降り積もることも
想定しなければいけません。従って雨を受け流す樋にも配慮がいるのですが、
ここでは雨落ちとして、それも楽しむようにしました。もちろん落下地点でど
のように雨を受けるのかというデザインも忘れてはなりません。

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 軽井沢での観光シーズンの工事は御法度!!
 雨仕舞を施し、壁の断熱やサッシまでの行程を行ったら秋の工事再開までは
一旦現場は夏休みです。

 完成するのはリゾートフルなFLAT! その間取りに注目です!!

2015-07-25 | Posted in 365day's gallery, 旅に向かうNo Comments » 

aso!

◎6月16日(火)

 仕事もあり、娘と孫と一緒に阿蘇へ行ってきました。
 福岡から熊本の阿蘇へは九州道を使えば2時間弱で現地まで到着する距離!
こんな森の中のペンションへ、あっという間に移動できてしまうのです。

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 この小旅行は2日間の行程で組んだもの。初めての子育てで少々疲れ気味の
娘の慰労と我々の気分転換を兼ねてのものでした。
 我々夫婦の出身は共に熊本ですから、阿蘇には何度も訪れていますが、何度
来ても、阿蘇の大自然には心が洗われます。

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 オーガニックな料理を出してくれるペンションの周りを散策するだけでも露
に濡れた山野草に癒されます。

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 薬草園ができていて、そこでは自然の中で育てられている薬草の森を散策。
いろんな薬草がパウダーになって販売されていたので、試しに購入してみまし
た。私はアレルギー性鼻炎なので、最近は特に食事にも気を使うようになって
いて、あるコトに気づいたのですが、薬草パウダーも効果があるのなら!とい
う思いで購入しました。

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 阿蘇からの帰りに発見した古民家カフェ!
 地元の建築士のデザインだそうですが、経験豊富な方なのでしょうね、大人
の感性でとても上手くまとめてありました。勉強になります!

 国は、外国人観光客の誘致を東京一極集中から日本全国へ拡散しようと計画
していますが、九州のコアとなる福岡から熊本県の阿蘇や大分県の温泉、鹿児
島の桜島を結ぶルートというようなモノも考えられるのでしょうね。
 孫の成長と自然の癒しにすっかり気分転換することができました! さあ、
がんばりましょう!
 

2015-07-25 | Posted in 365day's gallery, 旅に向かうNo Comments » 

フレンチテイストもいいなあ!

◎6月3日(水)

 フレンチテイストもいいなあ!
 と、正直にそう思うのです。だって、パリのエスプリって、それなりに成熟して
いるのですから。
 
 この日は、そんなフレンチテイストをご希望の建主さんとの打合せ。しかも、な
んと6年越しのミーティングだったのです。

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 つまり、話は6年前に遡ります。
 2009の夏、T様との出会いがありました。お嬢様がとてもチャーミングで、素敵
なポートレートを撮影した記憶があります。最初からフレンチテイストをご希望で、
それが得意な建築家Kさんを交え、打合せは順調に進んでいき、いよいよ実施設計に
入ろうとしていた矢先でした、T様がフランスに転勤になったのは。
 そして6年後、昨日のことのように、プロジェクトを再開したいという連絡が来た
のです。
 上の写真は、この6年の間にT様がお撮りになった北フランスの住宅内外の写真で
す。当然ながら、これまでのご要望に「こんな雰囲気がいいのですが・・・」とい
うさらにリアルなリクエストがプラスされます。
 日本の建築家で、フレンチテイストを得意としている方は稀です。その原因につ
いて建築家に質問すれば、「本物を造りたいから」という声が返ってくることにな
ります。そうなんです。此処は日本だから、フランス風な建物は偽物になっちゃう
というわけです。でも住宅雑誌にはフレンチテイストの住宅が掲載されていますよ
ね。建築家に言わせれば、あれはすべて偽物ということになります。まあ、主観の
問題ですから、その主張を否定はしませんが、〝本物の〟本場フランスのデザイン
が成熟した文化や歴史の香りを漂わせているのも確かな事実ですし、それは魅力的
なのだから、それを日本でできる範囲で実現してみようとチャレンジするのも良い
ことだと私は感じています。百年は経過したような石積みの分厚い壁やプロヴァン
ス地方の漆喰壁をそのまま再現したりするのは困難でしょうし、高温多湿な日本の
気候風土にマッチした断熱仕様などを考慮に入れる必要もありますから、そんなポ
イントをおさえた上で、フランスのデザインのエスプリを採用していけばいいと思
うのです。
 「フランス人は10着しか服を持たない」という本がありますが、そこでも紹介さ
れている通り、フランスには長いヨーロッパの歴史の中で磨かれてきた文化が毅然
として存在しています。また一方で、フランス人は歴史的建造物をとても大切にす
る傾向を持っています。パリ20区の中にも古い町並みを大切にするエリアがあった
りするのですが、そこだけに限らず、フランスでは古い建物の外観は保存するよう
な規制があって、自由に改築できないのでとても気を使うのだとフランス人建築家
から聞いたことあります。外観は扱えないから、内装では思い切ったモダンなデザ
インにするのだと、床面がガラス貼りになった建築パースを私に示しながら彼は肩
をすくめたのでした。
 日本の気候風土にマッチしたフレンチテイストの家! 
 そう、このプロジェクトのテーマは、ずばりコレです!!
 

2015-07-23 | Posted in 365day's galleryNo Comments » 

家づくりエクササイズ

◎5月31日(日)

 家づくりエクササイズ?!
 これは、満足度という視点から家づくりを実現していく実践的な方法です!
 何をするのか? 実はたったの2時間で〝我が家の模型〟をつくってしまうんです!
プロの建築家でも最低2〜3週間はかかる模型づくりをたったの2時間でできるの???
という声が聞こえてきそうですが、ちゃんと出来ちゃうんですね〜!
 そのためのケーススタディを学んじゃう学習時間「ゼロからの家づくりセミナー」が
まずあって、その後、セミナーへと進んでいくのです。

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 実は、家づくりってかなり自由な世界なんですが、それがいろんな歪な情報で
ある意味、誰かの都合のいい方向に誤摩化されているのが現状。そしてその結果
用意された〝与えられた選択肢〟の中でしか家を造ってはいけないようなそんな
錯覚がまかり通っています。
 そんな誤った常識をゼロから見直していただくのがこのセミナーの目的。よく
よく考えてみたら、家づくりの知識や方法なんて学校では教えてもらってません
から、これまでに400棟を超える建築家住宅を建ててきた、まさに家道楽のよう
な私のノウハウを皆さんにお伝えしようというわけです!

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 エクササイズ開始!
 たった、たったの2時間しかないんです。
 そのたったの2時間で、家族全員が納得のできる我が家の間取りや外観を考え、
そしてそれを模型にしなくてはいけません!! これって、身震いするくらいス
リリングな体験だと思いませんか? ある意味、そのたったの2時間で家族の未
来図を描き切ろうというのですから。
 あなたの好きなモノ、嫌いなモノは? どんなシーンが好き? 新しい家に持
っていきたいモノをパートナーともども10個ずつ考えて!! 私の指示は矢継ぎ
早に繰り出されます。さあ急いで急いで! 残り10分! 残り5分! はい締め
切り!!! それぞれの課題ごとに〝素早くラフに〟決断して作業を行わなけれ
ばなりません。これって、私が得意としている〝クイック&ダーティ〟というデ
ザイン開発手法です。もっと基本的な話をすると、こんな風になにも条件がない
ところで、心の思うがままに発想するのをブルースカイ手法と呼んでいて、深層
心理で何を求めているのかを理解するときに使うと効果的なんです。どうして深
層心理まで掘り下げるのかって? だって、心から満足できた方がいいに決まっ
てるからです! 自分の思いを諦める必要なんて、どこにもないんです!

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 普通の打合せなら邪魔をするはずの子供たちもこの日は、積極的にエクササイ
ズに参加! ボクの部屋はこうしたいな! ワタシはこんなカワイいのがいい!

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 時間はあっという間に過ぎていって、各チームごとに模型づくりが佳境を迎え
ます。

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 模型やプレゼンボードが完成したら、いよいよプレゼンテーションです。
 お父さんやお母さんが皆の前に立って、自分たちで考えた我が家のデザイン案
を発表するのです。
 それが、実に様になっているんです! たぶん、会社でもこんな風に颯爽と働
かれているんでしょうね。このエクササイズはもうずいぶんと以前から開催して
いるのですが、このプレゼンテーションの時間にその家族の社会的な姿が垣間見
えるように思います。そりゃあ、いろんなお父さん、お母さんがいらっしゃるん
です。どちらかと言うと、お父さんの方が、子供っぽい雰囲気の方が多くて、各
チームのテーブルで模型を作成しているときにははっきり言ってシブシブという
顔をされていることも多々あるのですが、このプレゼンテーションのときには盛
り上がっていて、俄然やる気になって声のトーンが3オクターブくらいアップして
いるお父さんも珍しくありません!!

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 今回は段ボールで〝我が家の模型〟をつくってもらいました。
 これはその一つ。
 もちろん完璧でも、美しくもありません!(断言!!)しかし、ここには家族
の思いが、心が入っているんです。そしてその結果、どれもがユニーク!!
これがいいんです。これが夢やアイデアの結晶なのですから!

 家づくりエクササイズは、各チームへの表彰で終了。それぞれが素晴らしいプレ
ゼンテーションでした。その後、ここで作成されたプレゼンテーションシートや模
型を元に実際の家づくりが進んだことは言うまでもありません。建築家は、ここに
表された暮らしのヒントを元に、その思いを実現するためのデザイン提案を行いま
す。それは、このエクササイズで出現した住まい手の思いをマルチプルにくみ取っ
ていて、それでいて想像を超えるデザインでなければなりません。ある意味、〝当
然ながら〟それでこそプロフェッショナルなのです。

 だから、そうなんです!!
 私たちは、これからもこのハートが震えるくらいスリリングな『家づくりエクサ
サイズ』をどしどし開催していこうと思います!!

2015-07-23 | Posted in 365day's galleryNo Comments » 

リアルなお宅拝見。

5月30日(土)

 春の冷たい雨の日です。
 この日は、これから家を建てる建主さんを福津方面へご案内。大型ショッピ
ングセンターの駐車場で待ち合わせして、以前に家を建てた建主さんのご自宅
に向かいました。

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 そして、リアルなお宅拝見。
 間取りから、キッチンの使い勝手、和室の役割、浴室について、リビングと
デッキの関係はどうか、子ども室のデザインは、などなど、実にリアルな質問
とお答えが、和やかな雰囲気の中で取り交わせされたのでした。
 家づくりのプロセスについても、いろいろと情報交換がなされていきます。

 私たちの家づくりでは、こんなリアルなお宅拝見が必須プロセス。モデルハ
ウスとは異なり、本当に必要な情報を〝まったくオブラートに包むことなく〟
自分の耳で聞き、感性で確認できます。

 T様、ありがとうございました。
 Y様、次は具体的なヒアリング、そしてプレゼンテーションへと進みます。

2015-07-07 | Posted in 365day's galleryNo Comments » 

現場学問のススメ。

5月28日(木)

 雨上がる5月の木曜日。この日は九州大学大学院平井研究室の学生たちとの
住宅見学ツアー。普段は教室内でだけ学んでいる学生たちに実際に建てた住
宅を見て体感して何かを学んでもらおうというわけです。
 このツアー企画。昨年行った学生向けの講義で、様々な建築物を学生たち
に見せたところ、ぜひぜひ実物を見てみたいという声が多くあり、平井先生
からの依頼で計画したものです。

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 まずは朝倉市につくったコミュニティ型アパートメントolvaへ。
 この建物は本年度のグッドデザイン賞に応募しているもので、地域再生の
魅力的な装置としてのコミュニティデザインをめざすもので、各部屋を見学
した学生たちも、こんな賃貸住宅があったらいいねえ〜と英語やらフランス
語やらで会話しているのでした。そうそう、平井研究室は実にインターナシ
ョナルな雰囲気なのです。

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 チャーターしたバスで九州道を抜けて佐賀で建てたばかりのフォレストバ
ーンFLATへ。ここでは、回遊型の間取りや自然環境と建物の接し方などを見
学。みんなでウッドデッキに座って、癒されたのでした。

 そして夕方近くに福岡市内に戻って谷尻誠デザインによる「水辺の家」へ。

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 へ〜。
 ほ〜。
 いいな〜。
 聞こえてくるのは学生たちのため息ばかり。

 時間の都合で、この日は3つの建物だけの見学となりましたが、実際の建物
を見るのは、かなりいい勉強になったようです。
 ツアコン的ナビゲーターの僕は、それぞれの建物が生まれるまでのプロセス
や特色を伝え、いかにユーザーの思いや暮らしが空間に投影されているのかを
物語ました。
 ユーザーや建築の多様性について、これからも伝えていきたいと思います。

2015-07-03 | Posted in 365day's galleryNo Comments »