この土地いかがでしょう?

◎5月19日(火)

 佐世保の小住宅を施工してもらう工務店へ概算工事費の算出を依頼するため
に一路九州道へ。この段階でわざわざ出向くのには理由があります。そう、か
なりのコストパフォーマンスが必要なのです。でもって、気持ちよく前向きに
協力していただける旨の頼もしい言葉をもらえたのでした。
 お昼はグルグルと山道を駆け巡って、偶然発見したハーブレストランのよう
なカレーの店へ。テラスが気持ちいい!そんな季節です。
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 午後からはとんぼ返りで福岡市内の一等地で候補地リサーチ。この土地いか
がでしょう?と心に聞けば、やや高台。東向きに道あり将来展望あり、北向き
にもナイスビュー、そして南は隣の敷地なれどその壁面見事にして借景の価値
アリと、経験的見地が自然に語り出すのでした。
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 一等地なれど坪単価は約70万円。東京では考えられません。やはり福岡は恵
まれていると再認識しました。
 

2015-06-21 | Posted in 365day's galleryNo Comments » 

施主の多様性。

◎5月17日(日)

 晴天。新幹線で関西へ向かいました。
 以前家づくりをコーディネートしたある施主の弟さんからご相談を受けて
いたので、現地リサーチと打合せのために建築家を伴ってうかがったのです。
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 まずは現地へ。
 想像していたのとほぼ同じイメージ。
 しかし、ここにどんな家を建てようかと真っ白な段階からイメージを膨ら
ませることはありません。なぜなら、今回のケースはある程度、図面が出来
上がっているからです。
 どういうことか・・・・・。

 実はこちらのケースでは、施主は或る工務店との間で家づくりを進めてい
て、図面はまあまあ気に入ったものの、その後の詰めがうまく行かず、他の
建築士にも相談したが、これも上手く行かず、途方に暮れたいたところに、
僕のクライアントであったお姉さんが「こんなコーディネート会社があるか
ら相談してみたら」と声をかけ、それならばと帰省の折に相談に来ていただ
き、それぞれの上手く行かなかった理由を客観的に僕が紐解き、施主の求め
る家をつくるための方法と行程をお伝えした上で、最初の工務店との間でま
とまりかかっていた図面の整合性を高めていこうということになったのでし
た。
 施主は様々な課題を抱えているものです。その多様性に応えるのも家づく
りコーディネーターの大事な仕事だと僕は考えていて、このケースではそれ
に応えてくれる、つまり基本図面の再整理と詳細な実施図面の作成と設計監
理(予算の問題があるので重点監理)を行う建築家の選定と、重点監理でも
完成度を落とさないための〝建築家住宅の施工に手慣れている〟工務店の選
定という筋書きを描き、それを施主に説明して理解していただくというプロ
セスを経て、今日の打合せを迎えたのでした。
 再度ヒアリングなどをした打合せ後、候補の工務店と面談。受けてもらえ
るという手応えを感じて再び新幹線の駅へ。
 この日の家旅の空は気持ちのいいブルーでした。

2015-06-21 | Posted in 365day's gallery, 旅に向かうNo Comments » 

出会いと別れ。

5月16日(土)

 物事には必ず出会いと別れがあります。
 この日は佐賀から大川方面へ。

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 まずは、佐賀県神埼市にて先日完成したばかりのフォレストバーンFLATの撮
影を行いました。カメラマンは弊社の建主さんでもある嶋井さんです。

 こちらは僕が撮影した南側の側面。
 シンプルな横顔ですね。嶋井さんが撮った写真は今の弊社トップ画像に使わせ
ていただいています。
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 午後から大川方面で打合せだったので、道を進んでいくと、そこで出会いがあ
りました。
 それが、この床材。
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 土足で歩くカフェの床に使われていたので、多少汚れがついていますが。なん
ともいい模様。
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 突板にした木材を使った建具も造っているとのこと。
 この模様、実はクスノキです。
 この日の出会いはこのクスノキの床材や建具、家具を製造しているメーカーさ
んとのものでした。親切に対応していただいたのが会社の代表の方で、国産材の
クスノキを森から運んできては加工を施しているとのこと。他にはクスノキチッ
プやアロマオイルなども製品化していらっしゃいました。

 次にうかがったのが、酒蔵の解体現場。
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 ここは、今コンセプトをプランニングしている最中のコミュニティの近くにあ
る昔ながらの酒蔵で、この大きな柱や梁を再利用できないかというオーナーから
のご相談があったのです。
 見事に大きな柱です! しかし解体スケジュールとこちらのプロジェクトの進
行具合、解体会社の都合、資材の保管場所や保管期間などから考えれば、ここか
ら生まれる膨大な古材を上手く使うにはタイミングに無理がありそうです。
 もっと前からこのような現場があり、古材が発生する可能性が解っていれば、
仲間の建築家にも声をかけてリユースする道もあったのでしょうが・・・・。
残念というしかありません。
 ここには、残念な別れがありました。

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 打合せの帰り道で立ち寄った筑後川河畔の風景。
 忘れられた時間がここに淀んでいるようで、なんだかすこし寂しい気持ちにな
ってきます。
 物にも人にも、出会いと別れがあるのは仕方のないこと。せめて素晴らしい出
会いを求めて、潔く在りたいものです。
 

2015-06-19 | Posted in 365day's galleryNo Comments » 

都会の野いちご。

◎5月13日(水)

 朝、街路脇で野いちごを発見。福岡市の中心地天神エリアから車で10分ほど
の都心部なのに道と道の狭間のような場所にでも、自然の恩恵は静かに宿って
いるものだと、なんだか嬉しい気分になりました。
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 浄水通りのNIIHARAで「うみごはん」をいただき、午後のプレゼンの腹ごし
らえ。オーガニックランチで精神が浄化されたような気分になるのはいつもの
ことです。
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 この日のプレゼンは、先日うかがった佐世保の小住宅。
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 「崖地のコケを見て楽しむという暮らし」をご提案。住めば都と言いますが、
都会の野いちごのように、いずれの場所にも密かな楽しみや発見というものが
あって、心がほっこりと顔を上げ、じんわり笑顔になっていくものがあるよう
に思っています。そんな思いをお話しし、建主にもご理解いただきました。
 でも予算に求められているコストパフォーマンスが実現できるものかどうか。
さらなる課題へと話は続くのでした。

2015-06-19 | Posted in 365day's galleryNo Comments »