3年目の外壁。

◎3月28日(土)

 午後から北九州方面へ車を走らせました。
 3年前にフォレストバーンTERRAを建てたKさんのお宅へ、これから家づく
りを計画されるYさんをご案内したのです。
 Kさん宅は、外壁に信州カラマツを貼っています。これはT&Tパネルという
種類で、木表と木裏を交互に張り合わせていくのが特色です。塗装は工場で
行われています。塗料はリボスです。黒に見えますが、若干茶色に近い着色
です。

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 まだ3年目ですが、今のところ、よく陽の当たる西面の外壁も目立った色落
ちはないようでした。ただ、メーカーの説明に従えば、あと数年で塗り替える
必要が出てくるはずなので、注意深く経過を見守っていこうと思います。
 木の外壁は、この塗装の塗替えに費用がかかるために敬遠される方もいます
が、メンテナンスをしっかりしていれば経年変化が味わいになってくるのも事
実。いずれを優先するかは価値観です。塗替えの時期は、リボスで5年前後と
言われていますが、中には10年近くも塗替えなしという方もいらっしゃるよう
で、その場合にはやはり外壁の色落ちや色褪せ、一部の腐食などの現象もあり
ます。僕は無精者なので、あまりメンテナンスに気を使うのは苦手なため、10
年間は塗り替えなくて良い塗料などをお薦めしています。また最近は加圧注入
処理したタイプもお薦め。けれど、それぞれ塗りつぶし系だったり薬品を用い
ていたりするのでここでも好き嫌いが分かれてきます。だからこそ、その商品
特性をきちんと理解した上で自分なりに選択することがとても大切だと考えて
いて、その点を建主さんに伝えておくことが大事だと思います。

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 この日は晴天でした。
 遠景におさまる名も無い山(本当は名前があるのでしょうが)をバックにして
TERRAが凛とした姿で立っています。
 家づくりの経緯やその際の注意点などをヒアリングされたYさんご一家。1階
も2階もしっかり見学していただきました。このK邸は薪ストーブを使っている
のでその暮らしぶりも興味津々で聞いていらっしゃいました。

 そこから車で30分ほど移動し、岡垣市へ。
 ここでYさんの家を建てる候補地を見て、敷地それぞれについてアドバイスさ
せていただきました。
 山側のエリアは日照の難点が想像できたり、住宅密集地は眺望が期待できなか
かったり、余計な造成が発生しないか、地盤は良さそうか、などなど、時には近
隣の方へのヒアリングも交えながら、土地選定の進め方をその場でお伝えしてい
きます。

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 ここが、本日見た中では〝面白い建て方〟ができそうだと感じた土地でした。
ここならば南側に他の建物が建つ可能性はなく、しかもそちらに眺望が開けて
いるので開放的なプランができそうです。
 その場で、フォレストバーンのモデルプランならばどのように配置がされる
のかを身振り手振りを交えて〝想像して〟いただきました。このような時には
モデルプランがあると空間把握の目安になるので、すこしはリアルに土地を見
ていただけるのではないかと思います。
 岡垣市の造成された分譲団地で、土地の坪単価は10万円ほど。
 不思議なもので、地方都市の郊外で造成済みだと大概は坪10万円程度です。
これが大手デベロッパーが手がけた大型団地だと15〜20万円ほどになり、地方
の核となる都市に近づけば30万円に近づいていきます。
 ただすこし視点を変えて造成されていない田畑に近い場所で宅地を探せば坪
3〜5万円という物件に出くわすことも可能ですが、そこは人里離れていたりす
るので一般的には敬遠されることになります。

 プランを見て、家を見て、土地を見て、そうやって、自分たちのめざす家が
朧ながらも徐々に脳裏に出現してきます。その輪郭が、夫婦で同じならば良い
のですが、そうでないことも多いのが、まさに人生です。

2015-04-03 | Posted in 365day's gallery, 暮らしの取材No Comments »